販促業界用語辞典

※スーパーや小売店の物流業界

※メーカー、チェーンによって名称が違う場合もあります。

 

あ行
アイテム 商品のことを差す。
アンコ

少ない商品を多く見せるため、直置きをしない様にするため、または在庫を残さないようにするため、お客様が手に取らない商品の底の部分などに入れる空のダンボールなどのこと。上げ底(底上げ)の為の道具。

エンドなどで商品段ボールが上下逆さまになっているものは、その段ボールは中身が空っぽであり、底上げのために使用しているという暗黙のルールがある。

また商品を撤去するときに、商品とダンボールが同一商品で保管できるメリットもある。

アウターキャンペーン 消費者向けのキャンペーンのこと。
インプロ インストアプロモーションの略。チラシ商品などで値段を下げて販売してること。
インセンティブ 販売数量によってメーカーより出る協賛金など。または成果報酬。
インナーキャンペーン

メーカーがチェーン&店舗向けに行う販促活動。販売コンテストなどがそれにあたる。

自社商品の仕入れや露出を増やしてもらうのが目的。

HC ホームセンターの略。
SM

スーパーマーケットの略。

食料品が置いているいわゆる一般スーパーのこと。

SKU

商品の種類の数。例:炭酸飲料=グレープ味、アップル味、モモ味では、3SKUとなる。

NB商品

ナショナルブランドの略。メーカーが作っている商品のこと。

FC フランチャイズの略。
エンド 主通路に面した棚及び、定番棚並びの端の棚を差す。季節商材やチラシ品などが並ぶ。
エアーPOP 販促物の一種。空気で膨らむタイプのPOP。
オープンキャンペーン 購入をしなくても抽選で賞品がもらえるキャンペーン。
オリコン 

長方形のプラスチックの箱。バラバラになっている商品などをまとめて保管する際に使う。

種類は沢山あるが、規格がある程度決まっていので積み重ねて保管することができる。

奥エンド

エンドを細分化した場合の呼び方。店舗に入って一番奥にある通路に面したエンド。

主通路に面しているのでお客様がよく通られエンドの中では一番売上が見込める。

   
か行
加工食品 グロサリーともいう。加工している商品を差す。
顔出し

商品の正面となる部分を、通路側(お客様の正面)に合わせること。

地味な作業であるが、しっかりコツコツとやることで売上が全然変わってきます。

カゴ車

バックヤードで見ることができる、キャスター付きの箱型台車のこと。折りたためて収納できる。

幅1100cm、高さ1700cm、奥行き800cm程度もの。

オリコンを積み上げたりして納品されることが多い。

大きくお客様が見えにくく危ない為、店内での使用は禁止しているチェーンが多い。

カウンターディスプレイ 販促物の一種。レジ横、エンド上段などに乗せて使用する。卓上サイズなので少しだけ空いているようなスペースにも置くことができる。商品のラインナップや図柄が書いてあるものもあり、一部の商品専用陳列箱の役割があるので、他社商品が入りずらくなる。
カテゴリー 商品の種類のこと。肉、魚、調味料など。
客導線 お客様が店内を通る通路のこと。主に、利用頻度の高い主通路のことを差すことが多い。
クロスマーチャンダイジング

クロスMDと略される。商品の関連商品を合わせて並べること。

例:レタスとドレッシングなど。

相乗効果、企業間コラボにより販促費UP、などメリットが多い。

クローズドキャンペーン 商品の購入を条件に抽選で景品を提供するキャンペーン。
クリンネス  売場をきれいにすること。
欠品

あるべき商品が売り切れていること。欠品はお店、メーカー、お客様にとってマイナスなので、

欠品をさせないことが大切。

ゴールデンゾーン 売場の商品が最も目に入りやすい高さ(目線少し上~膝上の範囲)ゴールデンラインともいう。
ゴンドラ 商品を納める『棚什器』のこと。置く場所によって定番棚やエンドとなる。
   

さ行

サビカン

サービスカウンターの略。

サッカー台 お客様が会計後の商品を詰める際に使う作業台。
サンプリング

試供品をターゲット層に無料で配布すること。商品を試して頂けることや、認知度アップなどの効果を期待できる。

サイドネット

主にエンドゴンドラのサイドに取り付ける落下防止の網上のもの。

エンドの関連商品をフックで取り付けられていることが多い。

催事場 店入口正面などに山積みしてある行事や特売を行う場所。
GMS

ゼネラル・マーチャンダイズ・ストアの略。

食料品から衣料品まである大型スーパーのこと。

CVS

コンビニエンスストアの略。

JANコード

商品を読み取るバーコード。黒い線と13桁の数字が書かれている。

棚替え時には下4桁の数字で読み合わせすることがある。

仕切り版

ゴンドラの商品と商品の間に取り付け、商品が混ざらないようにするもの。

L字型の仕切り版が主流。プライスレールにはめ込むタイプもある。

先入れ先出し 仕入れた商品の期限が、長いものを棚の奥に、短いものを棚の手前に並べること。
終売 メーカーが製造を止めた商品のこと。
試食販売

有人イベントの一つ。一口サイズにした食品をお客様に食べて頂き、味を見てもらうこと。

実演販売

有人イベントの一つ。販売士が実際に販売する商品を手に取り、使い心地や性能を見てもらい、購入を促す販売手法のこと。推奨販売より大がかりになることが多い。

島陳

アイランド陳列ともいう。ゴンドラでの陳列ではなく、平台などを使用して作り上げる陳列方法のこと。陳列スキルがエンドよりも求められる。

品出し 売れた商品をお店の在庫から補充をすること。

ゴンドラの横幅のこと。3尺=90cm、4尺=120cm

3尺2本の場合、90cm幅の棚が2本という意味。

3尺はスーパー、4尺はホームセンターなどで多い。

直置き

店舗の床に直接商品を(ダンボールのまま)乗せること。

直置きを良しとされているチェーンは少ないので注意。

主通路 店内の外周を差す。野菜売場から始まって、魚、肉売場に続き、8割のお客様が通行する通路。
スポット商品 チラシ商品など、特定の期間だけ値段を下げて販売する商品のこと。
推奨販売 有人イベントの一つ。試食は行わず、商品の使い方や、便利さを口頭で伝える販売手法のこと。
スリム台車

キャスター6輪付きの長細い台車、店内の使用台車としてこちらを採用しているチェーンは多い。専用の中板があり、取り付けることによって2段、3段と変化させることができる。

真ん中の板を上に持ち上げて固定すれば重ねて収納できる。

押すことも引くこともできるが、店内では押してはいけないのが基本ルールである。

スーパーバイザー 各部門のエリア監督的役割。FCでの経営指導なども行う。
SP

セールスプロモーションの略。消費者に対する販売促進活動。

弊社の生命線。

スイングPOP

販促物の一種。棚のレール部に差し込んで設置できるPOP。手前に飛び出すように設置するのが基本。風でゆらゆらと動く(スイングする)のでアイキャッチ力が高い。

生鮮売場 新鮮さを求められている食品。青果、鮮魚、精肉売場の総称。
   

た行

棚割り 商品棚にどの商品をどこに並べるのかを決めること。
棚割表 棚割で決めた商品の場所を記入した用紙。
棚替え 定番棚の商品を入れ替える作業のこと。棚割表に沿って商品を入れ替えます。
棚板

ゴンドラの商品を乗せる板の部分を差す。サイズがあるので取り付ける際は注意。

棚落ち

売れ行きの悪かった商品が定番棚から外されること。

棚受け

ゴンドラの棚板を下から支える板。左右2個で1セット。

フック上になっており、ギザギザがあるので棚板とフィットして外れにくくなっている。

棚足とも呼ばれる。

棚卸し

お店が仕入れた商品と売れた商品の差し引きがあっているかを数えて確認する業務。

大量陳列

大陳(たいちん)と略される。一部の商品群を大量に陳列すること。

通常の陳列と違い物量が多く、催事やエンドに並べる。

タペストリー

販促物の一種。天井から吊り下げるタイプの大きな布製の販促物。

遠く離れていても目立って見えるので、訴求力が強い。

ダンボールカット

入荷してくる段ボールのまま陳列することができるやり方。

商品段ボールの中にテープがついており、引っ張るとテープが一周して上下に段ボールに分れる仕組み。ディスカウントストアなどでよく並べられている陳列方法。

チャンスロス 欠品などで売れる機会を逃してしまうこと。
チルド売場 低温管理が必要な食品を販売している売場。乳製品など。
陳列 商品を並べること。
手押し台車 下段と上段で商品を乗せることができる台車。上段が腰の高さの為、棚替えなどの作業ではこちらを使用していることが多い。目線の高さより高く積むことが少ない為、押しても使用してもよいとされていることが多い。中には引く専用の手押し台車も存在する。
天板

ゴンドラの一番上の棚、在庫置場になっている店が多い。天板禁止のチェーンもあり。

主に定番棚の一番上の棚を差す。

吊り下げ什器

販促物の一種。ハンガー什器とも呼ばれる。サイドネットやレジ横に吊り下げて使用する。

商品と販促物が一体式になっており、小スペースでも取り付けができる。

同カテゴリー、または関連商品の近くに吊り下げることが多い。

DS

ディスカウントストアの略。大量に仕入れて安く販売することが多い。

DS(販売) デモンストレーションの略。試食販売、推奨販売、実演販売全体を差す。
電子POP

販促物の一種。映像を流したり音を出してお客様の気を引く販促物。電池や電気で動いている。SDカードなどの交換をして、新しい映像に変えることもできる。

デジタルサイネージ 販促物の一種。電子POPと似ているが、一度設置すれば遠隔で映像を変えたり、通信履歴などを調べたりすることができる。電子POPより高価。
商品撤去

エンドや催事場の商品をバックヤードに戻し、売場を空けること。

撤去時には底上げに使ったダンボールと同じ商品を入れ、バラの商品はオリコンに入れてバックヤードに保管するのが基本。

手書きPOP

販促物の一種。油性マジックを使い、手書きで作成するPOP。

印刷物にはない味わいがあり温かみが出るが、手書き風POPという印刷物POPもある。

定番商品 定番棚にある商品を差す。いつも同じ場所に同じ商品がある。
定番棚 定番商品が置いている棚のこと。
等身大パネル 芸能人等身大の床置き型の販促物。CM起用している芸能人が売場でも訴求している気分。
問屋 販促物の一種。帳合ともいう。商品を卸してくれる会社。安定して商品を配給してくれるメリットがある。
トップボード

販促物の一種。エンドや定番棚の最上段に設置するボード。3尺サイズの物が多い。

陳列のマストアイテム。

ドライ売場 温度管理必要としない売場。
   
   

な行

ナショナルチェーン

全国展開しているチェーン。

中通路

定番棚に挟まれた通路。主通路よりお客様の出入りが少ない。目的買いが多い。

中エンド

エンドの細分化した場合の呼び方。エンドの中では販売力が劣る。

レジ側通路にも主通路にも当たらないエンド。つまり外側ではなく内側にあるエンドのこと。

中エンドとは別に、レジ前エンド、奥エンドとある。

日配 デイリーともいう。牛乳やバターなど、冷やしている商品や賞味期限の短い商品が多い。
ノベルティ 無料配布の記念品、景品のようなもの。購買、非購買に関わらずに配られる。
のぼり

販促物の一種。布製でできており専用の棒でL字型に固定して設置する。

正面からは目立って見えるが、風向きによって裏がえると視認性が悪くなる。

   

は行

バックヤード バックルームともいう。店舗内の売場奥の業務スペース。在庫を置いたり、事務所がある。
バー

什器の一部。ゴンドラにフック什器を取り付ける土台の棒。左右には専用の棚受けを付ける。

バイヤー 商品の仕入れ担当者。バイヤーの目に留まらなければ、商品は店頭に並ばない。
バナースタンド

販促物の一種。組立式の置き型の販促物。170cmほどの高さがあり、売場に置きっぱなしにするというより、有人での実演販売などで売場を演出することに使用されることが多い。

パレット

縦横1メールほどの荷物を載せる荷役台のこと。商品を乗せた状態でトラックから荷下ろしする際にフォークリフトで持ち上げれるように設計されている。

サイズは正方形、長方形とあり、カラーも様々。材質は木製やプラスチック製など。

催事場などではパレットの上に商品を並べ、直置きとならないように使用している。

PB商品

プライベートブランドの略。スーパー各チェーンで販売している自社製品のこと。

商品を作っているのはメーカー側で、NB商品より安価なものが多い。

メーカー側も発注があり、作った分が全て売れるので大きな売上が見込める。

平台

キャスターが付いている組み立て式の台。足側は空洞になっており、在庫が置ける。白色が主。移動ができるため、催事や島陳列時に使うことが多い。上部の陳列台が上下どちらでもひっくり返して商品を乗せることができ、使用用途によって変更できる。

ひな段

段差をつけて商品をディスプレイすること。手前が低く、奥が高い。

陳列テクニックの一つ。

プライスカード

値札のこと。

フロアディスプレイ

販促物の一種。大型の紙製の床置き什器。ダンボール什器、フロア什器とも呼ばれる。

目立つ、ボリュームが出る、ライバル商品と差別化できるといたって優秀。

しかし通路に置いて使用するものなので、車椅子のお客様が通りなくなったりとする理由で、はみ出して陳列することを望まないチェーンが増えている。

催事場などの一部であれば邪魔になりにくく最高のパフォーマンスが出せる。

フロアマット

販促物の一種。床に貼り付けて使用する。売場に誘導したりと使い方は様々。

プライスレール

ゴンドラ棚の一番手前に設置する透明の什器。

商品が手前落ちないにする役目と、プライスカードなどを入れる役目がある。

フェイス

一つの商品の列数のこと。棚割表には2フェイス=2Fとも書かれていることもある。

同じ商品が正面から見て横並びに2つ並んでいたら2フェイス。

※上下に2段重ねる場合はフェイスとは言わない。

ブランドスイッチ

これまで購入していた商品を別の銘柄に変えること。

ブックエンド

販促物の一種。棚に取り付ける仕切り版のようなもの。1ブランドごとに作られているものが多く、1ブランドの端と端に取り付けることによって、商品の差別化をすることができる。

フック什器

自立できない商品を吊り下げて陳列する際にバーに取り付ける什器。例:靴下など

ヘッダーシール

販促物の一種。アテンションシール(POP)とも呼ばれる。

商品の上部に直接取り付ける販促物で、キャンペーンの告知などで使用することが多い。

販促物の裏側下部がシールになっており、シール部より上は商品をはみ出す設計となっている。

販促物はメーカー色がでるので嫌がるチェーンもあるが、ヘッダーシールだけはつけても良いとされるチェーンもある。

ベタ付け景品 商品に直接張り付いている景品のこと。商品金額によって景品の金額上限も決まっている。
POP 販促物全般のことを差す。
POSデータ

POSとはPoint of Sales(ポイントオブセールス)の略。一言でいうと売上データのこと。

『何時』『商品』『値段』『個数』が時間帯、単日、週単位などで出すことができ、POSデータがあれば販売計画が立てやすくなる。メーカー側にとっても非常に有効なデータである

ポスティング  消費者の郵便受けに広告物を入れて回る事。
ポスター 販促物の一種。紙一枚でできており商品を訴求している。数枚並べるとインパクトがでる。
ま行
前出し 棚の奥にある商品を手前に持ってくること。
マネキン販売 有人で指定の商品を専門に販売するスタッフのこと。

マーチャンダイザー

バイヤーが商品を仕入れる担当であるが、こちらは商品の仕入れと、仕入れたものの販売計画を立て、どのように販売するのかまでの道筋を立てる。
ミステリーショッパー 覆面調査。社名を名乗らず調査をする。
面取り

島陳や平台を使用して陳列する際のテクニックの一つ。

範囲内の陳列場所に商品を一つずつ並べていき、全ての商品の並べ方や配置を決めること。

面取りをすることによって、1部の商品の陳列場所が無くなったり、アンコの入れる場所を決めたりと、積み上げる前にわかるようになり、積み直しのリスクを減らせる。

メーカー直送

問屋を通さずに商品を直接メーカーから仕入れること。
   
や行
   
   
   
ら行
ラウンダー

店舗を巡回し自社商品を推進するメーカー側の人間です。

個店にて売場提案をしたり、担当者の要望、消費者のニーズを会社に報告します。

ラウンドシート

販促物の一種。ロール状になっている布またはビニール製の物で、腰巻のように土台に巻いて使用する。そのため、腰巻と呼ばれることもある。

商品より下の土台を隠すことができ、売場を華やかにすることができる。

平台数台をまとめてラウンドシートで巻こうとすると、平台が分離できなくなるので注意が必要。

リージョナルチェーン 特定の地域にだけ展開しているチェーン。地域の人々の好みなどに合わせて商品展開ができるのが強み。
レールPOP 

販促物の一種。プライスレールに取り付ける。

3尺タイプと4尺タイプが主流。棚帯、シェルフなど呼ばれる名称が多い。

取り付ける際はプライスカードなどが見えるように最奥に取り付けなければならない。

 レジ前エンド

エンドを細分化した場合の呼び方。レジの前に面しているエンドのこと。

レジを並んでいる時につい手を伸ばしてしまうような菓子などの商品が多い。

   
わ行
ワゴン(什器) キャスター付きの折りたたみ什器。素材はアルミで網形状。平台に比べて小型で軽い。